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【1st ミニアルバム『眼』本人楽曲解説公開】



M1.ふわふわ
[この曲から動き出した。心の内に秘められた女性の“不細工な”部分]


中3の頃に、親にエレアコを買ってもらって、それから練習をはじめて、最初に出来た曲が『ふわふわ』でした。『ふわふわ』から動きだしましたね。

『ふわふわ』は、特に2番から注目して聴いて欲しいです。リズムが変わって女性が正気を失っていくというか。すごく不細工な部分。顔とかじゃなくて、心の内に秘められた女性の裏にある汚い感じを書きました。いろいろ裏切られて、もう関わりたくない。もう目があっちゃったら、気持ちがいっちゃうから見たくないみたいな感じの曲です。
それこそ、椎名林檎さんが大好きで、その影響も大きいですね。


M2.ガムシャラ
[選んでくれた意味がわかった。疾走感が自分とシンクロして”似てるな”って]

急だったんです。

それまで福岡でライブをやっていた感じだったのが、突然アニメが決まって。最初はちょっと戸惑いがあったし、自分でいいのかなって不安もありました。でも、アニメを観たら、わたしを選んでくれた意味がわかった気がしました。

『ブラッククローバー』の主人公のアスタと年齢も近いし、アスタと同じでわたしも未熟で。まだプロっていうか、……すごい人では全然ないし。アスタも強いわけでは無かったから。でも、夢に向かって走りぬけていく感じが自分とシンクロして。歌っているときにすごい、なんかこう……“似てるな”って。


M3.天上天下
[自分に対しての自己嫌悪。そんなネガティヴを吹き飛ばす破天荒さ]

佐伯ユウスケさんと一緒に作った曲です。“いま思っている感情を箇条書きでいいから送ってくれ”って言われて。それをパズルみたいに組み立ててくれました。

世の中、なかなか上手くいかないことや、自分に対しての自己嫌悪を書きました。そんなネガティヴさを、開き直りで吹き飛ばすような曲になったと思います。

早口だし、ボカロソングっぽい要素も入ってるなって。
聴いて1番最初にアニメ『うる星やつら』を思い出しました(笑)昔のアニメが大好きで『ど根性ガエル』や『キテレツ大百科』も好き。

アニメっぽい破天荒さのある曲ですよね。


M4.なんでもないや
[立ち止まってくれた。”自分らしく歌いやすい”曲]


『a-nation』で歌ったとき、立ち止まってくれた人が多かったんです。

『なんでもないや』は、上白石萌音さんヴァージョンが好きで、そちらの影響も大きい。今となっては自分らしく歌いやすい曲です。

思うんですが、最近天才が多いなって。すごい世の中になってきたなって。同い年で活動する人も多いし。それこそ崎山蒼志さんだったり。わたし、聴く側で見つけるのも好きなんです。『あ、また出たよ天才』みたいな。


M5.たんぽぽ
[テストの最中に浮かんできた”たんぽぽ”。答案用紙の裏に思わず書き込んだ歌詞]


わたし、中2の頃から不登校だったんです。いじめとかでは無かったんですけど、学校っていうもの自体が嫌になってしまって。親を困らせてましたね。カウンセラーへ通う時にバスに乗るんですけど、その途中で浮かんだメロディーが『たんぽぽ』でした。

中3の頃、テストを受けに行く日があって、でも、勉強してないから全然わからなくて。外を見ていたら歌詞が浮かんできて答案用紙の裏に書きました。そのまま曲にしたんです。答案用紙を親に見せたら『いいじゃん、これ』って言われて。そして、たまごボーロ買ってくれたんです。なんか、覚えてますね。